人気ブログランキング |

医療崩壊から立て直すみちを考える

吉俣です。

4月から「東奥日報」で、「大討論」というシリーズが始まっています。最初は、「医療崩壊」。連日、識者が一面でさまざまな提言をしています。
それぞれ、なかなか読み応えがあります。

医療崩壊から医療を守るための最大の中心は、お金をしっかりつぎ込むということでしょう。そして、誰がお金を負担するのか、ということです。
この点を、一番トップで登場した日野秀逸さんが、ズバリこたえます。

「結論を言えば、元の1980年代前半の状況に戻せばいい」

「元の状況」ということは、消費税増税ではありえません。企業と政府の負担を元に戻す、ということです。

医療政策そのものもいろいろ問われていますが、自治体病院を守る点からいうと、「自治体病院の赤字はけしからん」という発想を転換することが必要だと思っています。
私が訪問したある自治体病院では、「赤字を解消するのは簡単。産科、小児科、救急をなくせばいい」と言っていました。いまの診療報酬の体系では、地域医療にまじめに取り組めば取り組むほど、赤字になるシステムになっているもとで、自治体病院が経営改善はおこないながらも、まじめに医療をできる状況をつくることが必要だと思います。
この点も、日野秀逸さんが、大阪府の例をひき、自治体病院の存在意義が問われる事態になっていることを指摘しています。

あと、いろいろ学ばされる点が多いのですが、とくに、現場からの提言には説得力を感じます。今後も注目していきたいと思います。
by yohimata | 2009-04-16 21:36 | 吉俣が学び考える!!
<< 保険証とりあげは行うな 「自分以外は『後期高齢者』」と... >>