九条の会の講演会で、憲法学者の奥平康弘さんが来青

一時期、憲法関連の文献を連続して読んだことがあります。

樋口陽一さん、長谷川正安さん、杉原泰雄さん、渋谷秀樹さん、辻村みよ子さん、長谷部恭男さん・・・。日本国憲法制定史関係では、古関彰一『日本国憲法の誕生』、鈴木昭典『日本国憲法を生んだ密室の九日間』なんかも、かなり面白く読んだ記憶があります。
そして、奥平康弘さんです。

その奥平さんの講演会が青森でありました。県九条の会などが開いたもの。会場いっぱいに人があつまっていました。

奥平さんは、「憲法9条のもとでも、個別的自衛権のためならと自衛隊の存在を合法化してきた内閣法制局でさえ、集団的自衛権は説明できないということで一致している」「憲法を考える際、想像力というものが大切。抑圧される側の立場にたってものを考えること」などと力説されました。

「国民の権利と、それを保障する政府の義務の関係」から自身の研究をはじめたという奥平さん。その奥平さんに、私は、日本国憲法の普遍性は、世界でどのように息づいているかをいろいろ聞いてみたかったのですが、時間がなく質問できませんでした。例えばいま、アメリカの医療制度改革のなかでおきている議論は、「国家からの自由」とともに「国家による自由」を求めるようになった人権の発展の歴史に照らして興味深い状況だと思っています。国民皆保険の医療制度をつくろうとしたら、「国家からの干渉はお断りだ」という議論が、世界最大の資本主義国で公然とまかり通るわけですから。こうした議論を通じ、「国家からの自由」の段階から、「国家による自由」も含む段階へと歴史は発展していっているんだと思うんです。そうやって、憲法の普遍性は根付いていくんだなと思っているのですが。

現在の政治状況に照らしてみると、憲法9条を守るかどうか、来年五月に国民投票の施行が可能になる時期を前に、大事な時期となっています。憲法9条をかかげた平和外交への転換へと、頑張りたいと思います。

c0159388_16285927.jpg

by yohimata | 2009-09-12 16:29 | 吉俣が行く!!
<< ブログ再開します 党創立記念講演で志位委員長が講演 >>