ふと、小さな記事に目がいきました。
「小林多喜二の元恋人が死去」 戦前の共産党員作家・小林多喜二の恋人、田口タキさんが、今年の6月に死去していた、というニュースです。 享年102歳。 失礼かもしれませんが、田口タキさんの存在は、多喜二の小説や三浦綾子『母』を読んで知っていましたが、最近まで、ご存命だったことを知りませんでした。 思ったのは、戦前というのは、遠いようで近いということ。 「多喜二」「タキ」「蟹工船」――いかにも遠い昔のような語感をどうしても受けてしまうのですが、しかし、現在につながっているんだと強く感じました。 日々は、非連続を含みつつ、人間の営みは連ねられて歴史を刻むんだと感じました。 ちょうど岩波書店が多喜二の手紙を文庫で新刊を出していたので、それを探していたのですが、今日も書店でみつからず。 その代わり、ということではないのですが、これも以前から探していた、ドナルド・キーン『作家の日記を読む 日本人の戦争』を借りてきました。 タキさんの冥福を祈りつつ、あの戦争はなんだったのかを、政治史からの視点でとともに、庶民生活や人々に何をもたらしたのか、という角度から考えてみたいと思いました。 今日は、午前中は農協県中央会が開催した、「県選出国会議員との意見交換会」を傍聴し、午後は、食と農を守る会(?)の学習会と総会に参加。農民連の真嶋さんの講演を聞いてきました。 どちらも、大変学ばされるものでした。 農業、深めないと――。 詳細は後日に。
by yohimata
| 2009-12-13 21:27
| 新しい政治へ
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