「政治を変えてほしい」
この声に、いまの政党や政治家が、どうこたえているのか。どう政治が動こうとしているのか。そのことを日々の報道から考えます。 その1。労働者派遣法。 「使い捨て労働はなくそう」の思いがひろがり、政府も改定に足をふみだそうとしています。 がしかし、抜け穴だらけ。 「常用雇用」の抜け道が一つ。専門26業務という抜け道がもう一つ。 志位委員長が予算委員会で取り上げて以降、「この抜け道を許さず、使い捨て労働をなくそう」の声がひろがっています。 「デーリー東北」は、「『常用雇用』抜け道許すな」と社説を掲載し、この2つの抜け穴を許さない法改正をもとめました(2月25日)。 政治が動きはじめています。 その2。子どもの医療費。 昨日の国会。日本共産党の穀田恵二衆院議員の国会質問。 子どもの医療費の無料化について、全国の自治体がとりくんでいる制度に、国がしっかり後押しする仕組みを――。鳩山首相は、「優先課題として扱いたいテーマ」と答弁。 窓口での負担を自治体が助成しているのに、国がペナルティーを科しているのはやめよ――。鳩山首相は、「前進できるように努力したい」と答弁。 この2つ、自民党政権の時代は、ずっと国民の要求に背を向けてきたことでした。 私も、政府交渉の際、「せめて自治体がやっていることにケチをつけるようなことはやめたらどうか」「窓口無料にペナルティーをかけるということは、『金がなければ病院にいくな』と言っているに等しくないか」と質問したことがありますが、返事は芳しくありませんでした。 そして、新政権もいまのところ、後ろ向きの姿勢をとりつづけています。 それが、穀田さんの質問で上のようなやりとりに。 やはり、政治が動き始めています。 その3。昨日の新聞から。 離党を抱える市町村でつくるある懇談会での八丈島の町長の言葉。 「『言うことを聞かなかったら予算をつけない』と民主党から脅された」(「朝日新聞」) もう一つ。 青森県で開かれた民主党の国会議員の集会での国会議員の言葉。 「本県にくる予算は自民党政権時代を上回ることになると期待してほしい」(「東奥日報」) 予算をネタに脅しかけられたという町長の話と、予算が増えるだろうと誇る民主党国会議員の話と。 こちらは、「政治が変わった」とは、あまり思えないエピソードでした。 いま政治が大きくダイナミックに動こうとしています。 しかしその動きは、民主党政権や自民党の動向をみているだけではよく見えません。 逆に、日本共産党の国会質問や「しんぶん赤旗」をみていると、よく見えます。 政治は大きく動き始めているし、日本共産党は、そのダイナミズムを国民と共有して頑張っています。
by yohimata
| 2010-03-02 16:47
| 新しい政治へ
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